中国でF1グランプリと言えば上海インターナショナル・サーキットです。2004年にF1が開催されるサーキットでは1番高額な266億円もの総工費をかけて完成しました。ドイツ人の建築家が設計したもので、サーキットコースのレイアウトが上海の「上」の字に似ています。しかし、設計した本人は「偶然の産物」と言っているので、本当のところはどうか分かりません。元々沼地を埋め立てた関係で建設当初は排水や地盤沈下の問題がありましたが、改良を重ねて近年ではドライバーからの評判は良くなっています。コース長は5,451Mで16個のコーナーがあります。最高時速は326KMになります。決勝レースは56週でコースは時計回りです。20万人の収容人数はさすが中国といえます。メインスタンドの作りも豪華で素晴らしいサーキットです。
テクニカルでタイヤに厳しいサーキット
中国コースのレイアウトは「上」の字に似ています。メインスタンドを抜けると右に大きく回り込む1から4コーナーがあります。低速コーナーですがいろいろなライン取りができるためテクニカルなセクションになります。その後5から7コーナーまでは高速と低速コーナーが続きます。8コーナーはエンジン全開区間で4.5Gもの負荷がかかります。9コーナーでは70KMまで急減速し10から13コーナーを抜けると1.175KMものロングストレートがあり時速は320KMに達します。14から15コーナーは低速で16コーナーを立ち上がりメインスタンドに帰ってきます。低速、高速コーナーと超ロングストレートで構成されています。そのためタイヤとブレーキへの負担はかなり高いです。特に左フロントタイヤの摩耗が激しいことで有名で、F1グランプリの中でも最もタイヤの選択が難しいサーキットの1つです。
オーバーテイクシーンが多くみられます
F1ではDRSと呼ばれるオーバーテイクシステムがあり、このサーキットでは2か所でDRSが使用できます。DRSはドラッグ、リダクション、システムの略でリアウイングの角度を変えて空気抵抗を減らしオーバーテイクしやすくなるシステムです。中国グランプリでは1.175KMのバックストレートとメインスタンド前のストレートの2か所に設置されています。各ストレートの前のコーナーにDETECTIONとよばれる計測地点がありそこを通過するときに前の車との差が1秒以内の場合に使用可能となります。2か所もDRS区間があるとオーバーテイクが多くなります。それを生かすためにもタイヤのセッティングと高度なブレーキング技術が要求されます。ドライバーの技術とタイヤ選択、そして車のセッティングなどチームの総合力が試されます。中国グランプリではたくさんのオーバーテイクシーンを楽しんでください。
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