中国で開催するF1グランプリの特徴

中国のF1グランプリは、中国上海市嘉定区にある上海インターナショナル・サーキットで行われるサーキットです。設立は2004年6月で、20万人もの観客を収容する大規模な会場です。当時のサーキットの中では建築費が最高額で、226億円だったと言われています。グランプリは全21カ国で開催されていますが、その中でも日本から近くて行きやすく、交通費、宿泊費、食費等もお手軽に行けるので、海外で観戦したい方にとってはとても魅力的です。中国グランプリ観戦ツアーを取り入れた旅行会社もあり、旅行の中に組み込んで楽しむのも良いかと思います。1周の長さは5.451kmのロングコースでコーナー数は16となり、コースのレイアウトが「上」という形になっていて、現地の方々には大変喜ばれています。

見所満載で興奮が止まないコースの紹介

中国F1グランプリが行われる上海インターナショナル・サーキットのコースですが、スタート直後は、永遠と周っているのではないかと思わせる右カーブの1コーナーと2コーナーがあり、直後には左へのエアスピンになっている3コーナーと4コーナーがあり低速コーナーゾーンになっています。直線と右カーブの5コーナーでまた直線があり、6コーナーは右へのエアスピン、7コーナーから8コーナーかけてはなだらかなS字カーブで9コーナーと10コーナーは左カーブになっています。11コーナーと12コーナーが究極のS字のヘアスピンになっていて、13コーナーでの立ち上がりも見所の一つです。13コーナーから14コーナーまでの超ロングストレートは1.175kmにもなり、スピード感を楽しむことが出来ます。14コーナーは右へのヘアスピン、右カーブの15コーナーと左カーブの16コーナーがあり、ラストのストレートでフィニッシュとなります。

選手や観客に愛される中国F1グランプリ

中国F1グランプリは過去に危うい時期がありました。中国でモータースポーツは興味が薄く浸透していませんでしたが、サーキットの周辺ではたくさんビル等の建物が立ち、大きな広告を掲げています。設立当時のアクセス方法は、自動車で行くかレース運営者が手配するバスに乗って行くかの二択でしたが、現在は地下鉄11号線で会場まで直通していて、利便性が高くなったお陰で観客数が増加しました。ファンイベントが開催されたりと、F1に対して興味を持ってもらう機会があります。中国はレースを観て興奮しているとても熱狂的なファンが多く、選手もモチベーションがあがります。アジアの中で、中国F1グランプリは無くてはならないグランプリとなりました。まだ発展途中なので、これからの進化に期待したいです。